デイヴィッド・ウィルコックのセミナーより、 『地球温暖化説』が決して成り立たない理由③

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デイヴィッド・ウィルコック

引き続き、以下デイヴィッド・ウィルコックセミナーより

 

木星

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木星の白い楕円 1997年から2000年における変化


次に、木星の話しをしたいと思います。2004年にこの本を見つけられたことは、とても幸運なことだったと思います。ケンブリッジ・プラネタリー・サイエンスによる、『木星』というタイトルの本です。この本には、他では手に入らない、素晴らしい情報がたくさん書かれています。残念ながら、本が出版された後、PDFのほうは閉じられてしまいました。そもそも私はこの本が出版される前に、随時加筆されていたPDFのほうを閲覧していたのです。この本によれば、木星は、1974年以前には観られなかったプラズマトーラスを成長させていたことがわかります。そして今ではそれをはっきりと確認することが出来ます。これは驚異的な事実です。プラズマトーラスの密度は上昇し続け、1979年から1995年にかけて、200%も増加していたのです。この本ではその箇所について簡潔に、『予想よりもはるかに強い。』と書かれていますが、これは驚異的な事実です。1995年には、木星の大気が以前の測定から想定される数字より、100度も高温であることが観測されているのです。『木星』の第一章で、これについて次のように書かれています。『中・上層大気についての議論において、いつも問題となる中心的なテーマは気温についてです。つまり、大気の温度を意味する熱圏についてなのですが、現在の一番の問題はその温度そのものについてなのです。何故熱圏が、理論に基づいて予想していたよりも100度も高くなっているのか?ということについてなのです。』さらに木星では、1979年から1995年の間で、なんと放射線放出が25%も増加していたのです。そのことについて書かれている『木星』27章からの引用です。『1996年に始まったガリレオ探査時の放射線放出は、1979年にパイオニア探査機が通過した時よりも、25%も多い放射線を示しています。』とあります。これも驚異的な変化です。そして更に2000年には『木星で温暖化が起こるであろう。』と予測した科学者が出てきます。この科学者は、上図の写真で観られる、白い楕円形を見ることによってこの予測をたてたのです。この写真は、1997,1998,1999,2000年度のものですが、これらの木星の白い楕円形に注意してください。この研究者は、これらの白い楕円は、惑星の大気から熱が逃げている箇所だ、と考えたわけです。1997年の画像、この熱が逃げている3か所に注目してください。これが1998年には2か所になり1999年にはこの2か所が接近していき、2000年には一つに統合されているのがわかります。つまり、3つが1つになってしまったということは、熱が逃げることが出来ずにこもってしまい、これにより木星が熱くなっていくであろう、と彼は予測を立てたわけです。その研究者とは、フィリップ・マーカス博士のことです。彼は、これによって木星は10年以内に18度前後温暖化が進むであろう、と新聞に予測を発表したのです。そして後にこの彼の予測は、見事、的中することとなります。これについてまた後で触れます。そしてさらにマーカス博士は、木星の大赤斑(木星に存在する高気圧性の巨大な渦のこと)の色がサーモンピンクに変化してきていることにも言及していました。 これも前例のないことなのです。400年前に望遠鏡というものが創られて以来初めて観測されたのです。このような大々的な変化が起きているのに、これ等に関して誰も何も言おうとしません。そして8年後に、この『木星の温暖化』に関するマーカス博士の予測が、正しかったことが証明されます。2008年1月23日のニュー・サイエンテイストによる記事なのですが、『木星で起こった猛烈な雷雨は、この惑星が激変する兆候である。』という見出しで始まっています。下部の画像1を見るとわかりますが、矢印はこれらのホットスポットを指しています。それは、これまでに見たことのないほどの熱です。記事を少し読んでみましょう。『この木星の劇的な惑星全体の変動が、何によってもたらされているのか、まだ説明は出来ていません。しかし、木星の大気圏に通常よりもはるかに多くの事象が起こっていることは確実と言えます。そして、これらの嵐は、おそらく木星が激変していることと関係しています。』記事には、こうも書かれています。『これらを、実験によって正確に再現させるためには、探査機ガリレオが1995年に測定した水分量の300倍まで含水量を上げる必要があります。』『この木星で起こったレッドストームは、大規模な気候変動を示しているのかもしれません。』そして記事はこう続きます『フィリップ・マーカス博士が2004年に示した理論、つまり木星の気温は、華氏15〜20度変化する可能性がある、という説についてですが、これはフィリップ・マーカス博士によって最初に予測されたことでした。』とあります。そしてそれが現実のものとなったのです。いずれにせよ、間違いなく木星においても驚異的な変化が起こっているのです。そしてさらに続いて、このような記事が出ます。『2016年9月、木星の極域で予期せぬ大嵐が発生し、現在に至っています。』予期せぬ、という意味は今まで起こったことが無かった、という意味です。これは新しい事実なのです。写真が多くを物語ってくれていますが、まず記事を読んでみましょう。『NASAの宇宙船ジュノーは、木星の北極の画像を送ってきました。この画像は、今まで太陽系のガスジャイアンツ(つまり木星土星のこと)のいずれにおいても、これまでに見たものとは異なる嵐の構造と気象活動を明らかにしています。探査機ジュノーミッションの主任研究員であるスコット・ボルトン氏は、惑星の他の部分よりも色が青く、嵐がたくさん起こっている、と述べています。』では実際に画像を観てみましょう。下部の画像2です。左の青い部分にいろんなことが起こっているのが判るでしょうか。これらは以前は無かったものなのです。これら嵐は、すべて新しいものです。まったくこれまで想定されていなかったものです。また、同じ画像の赤道の部分をよく見てみてください。赤道上の場所に、驚くほど幾何学的に規則正しく白いスポット(嵐)が現れていることに注目してください。これは、惑星内部に潜んでいる幾何学模様なのです。 ここではそれが『ノード』となって現れている、ということなのです。幾何学は、このように惑星内で活性化されるのです。次は、木星の衛星の話しに移りたいと思います。(4へ続く)

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木星のレッドストーム 画像1

 

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木星画像 2

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