アイザック・ニュートンは、リンゴが落ちるのを見て、リンゴが何故横向きや上向きではなく真っ直ぐに落ちるのか?と疑問をもったといいます。そして1666年に、かの有名な重力理論を定式化させたのです。そしてニュートンは、リンゴを垂直に落下させたり私たちを地面に留めている力、つまり重力は、月や惑星たちを軌道に乗せている力と同等であることを示したのです。遡上と言って、サーモンが産卵するために川を遡って泳ぐという現象は広く知られています。サーモンは、あたかも自身の筋力か何かを使って、その力を振り絞り、水流に反してジャンプしているかのように見えます。しかし本当にサーモンは自力で遡上しているのでしょうか。実はここに、反重力の物理学のヒントが隠されている、というのです。オーストリアの学者、ヴィクター・シャウバーガー博士は、自然界で観察したことに基づいてアイデアを得、独自の研究・開発をしていたのですが、渓流におけるこのサーモンの遡上を観察していて、独自の反重力の理論に辿り着いたのです。(画像1)ここで、卵型、という、航空力学において非常に興味深い形について少し話してみたいと思います。航空力学において、球体よりも卵型のほうが抗力を低減できることが判っているのですが、これについて家庭で簡単に実験する方法があります。背の高いビーカーに水を入れ、かき回すのです。(画像2)すると卵は勢いよく上昇するのですが、同等の重さを持った球体の物質は卵のようには上昇しません。シャウバーガー博士はまた、卵型の石が渓流を遡っていく現象も観察していました。そして卵型の石が渓流を遡上後、その周辺の水面に氷が張る、という不思議な現象も観察していました。これは、水からエネルギーが引き出され、それによって水の温度が下がるため、と言えるのです。さらにシャウバーガーの観察によれば、サーモンは渓流を遡上する前にまるで竜巻の中にいるような激しい回転の動きをみせ、そしてその後一気に遡上するというのです。つまり、サーモンも、大雑把に言えば卵型の範疇に入るわけですから、サーモンの中で反重力を起こすために必要な渦の動きが充分に起こり、それによってサーモンが一気に遡上する、というわけです。(画像3)そしてそれが、シャウバーガーの反重力システムの理論へと繋がっていったのです。
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