『コスミック・デイスクロージャ』その後のフォローアップ   コーリー・グッドによるレポート第4回②

f:id:DivineLight:20220205135152p:plain

ICC会議にズールーの長老が突然現れた後、特別に配備されているICC警備員たちは、宇宙船や基地の内部においてセキュリティ上使用が承認されている銃器を使って即座に応答しました。エミという名前で呼ばれているそのズールーの長老は、それに対して威嚇することなく、腕を後ろに折りたたみ、顔に大きな笑顔を見せていました。すると突然、警備用の銃器が警備員たちの手から持ち上げられ、天井に叩きつけられ、巨大な磁石で支えられているかのようにそこにとどめ置かれました。そして、それと同様に、警備員たちは地面に押しやられ、ズールーの長老が彼の今回の訪問の理由を説明し終わるまで地面でもがいていなくてはなりませんでした。エミは、新しいガーディアンの代理としてICCにメッセージを届けるためにここへ来たのだ、と説明しました。そして彼は、ICCはダーク・フリートが関わった全ての犯罪の責任を問われることとなる、と述べたのです。ダーク・フリートは、オリオン・グループとスーパー・フェデレーションのいくつかのならず者フェデレーションと共に銀河を移動しているのですが、彼らもまた、彼等の犯した罪のために裁判に立たされることになる、というのです。その後、エミは、エミが現れたのと同じように突然会議室に現れた新しいガ―デイアンを紹介しました。その新しいガーディアンは、会議に出席している様々なメンバーを指でさし始めます。すると彼らは、すぐに奇妙な動きをし始めました。出席者のうち3分の1までもが、床に倒れるや、痛みを感じているかのように苦しみ、身もだえし始めたのです。他の参加者たちは、何が起こっているのかを知っているかのように、床に倒れている参加者たちから物理的に距離を置き始めました。エミは彼らに、『悪魔があなたがたにそうさせたなどとは言わせない』と言い、それから彼の頭を奇妙に傾け、ゆっくりと腕を動かし、突然『部族の舞い』を始めました。会議に出席していた者たちは、エミが片方の膝に着地し、腕と手を一緒に叩き、会議室に衝撃波を送ることによって突然舞いを終えるのを、不信感を持ってただ見守っていました。床に這いつくばっていた出席者たちは、付着していた実体のかすかな影が彼らの身体から立ち昇っていくと、激しく痙攣し始めました。AI神の信号が一時的にナノマシンインプラントから遮断されたため、出席者全員が頭を抱え始めました。次に、エミは、現在の太陽系の封鎖の件を含む、ICCの内密の指示の下で発生したすべての犯罪を記録していきました。そしてICCのメンバーたちは、オリオン・グループやならず者フェデレーション・グループの同盟たちと並んで裁判にかけられることになるであろうことを再び告げられたのです。次にエミは、AI神がどのように欺き、AIテクノロジーを取り入れたすべての文明を乗っ取っていったか、そしてAIの『トロイの木馬』テクノロジーを地球と太陽系にもたらすという、ICCの共謀計画について説明しました。その後、ズールーとニューガーディアンたちの姿は突然消え、会議に出席していた者たちは完全なショックと恐怖に陥ったのです。

(4-3へ続く)

divinelight.hatenablog.com