ウクライナのみならず世界中に広がる米国防総省管轄の生物兵器研究所について

今回は、2018年6月4日にブルガリアのジャーナリスト、デイリアナ・ガイタンジーバ によってまとめられた重要なレポートについて紹介したいと思う。レポートは、30ページ以上にも及び、多数の詳細なデータ、証拠写真を含んでいる。ここではその中で特にウクライナに関連する部分をダイジェストでお伝えする。現在報道されている、ウクライナにおける生物研究所についてのニュースは、ただの氷山の一角にすぎない。(そしてまた、この報告書も氷山の一角にしかすぎないのである。)ここで特筆すべきは、レポートに再三登場する『メタ・バイオタ社』は先日、ジョー・バイデン大統領の息子ハンター・バイデンが融資している企業として、再度報道がなされたばかりである。さらに『エボラ出血熱』は、特許を取得しており特許番号は『CA2741523A1』である。ところで特許は、人工に作られたものにしか該当しない。つまり『エボラ出血熱』もまた人工で作られたウィルスだ、ということである。人工的に作ったウィルスを使って問題を起こし、問題の火消しでもまた儲ける、という彼等の常套手段が見えてくる。Divine Light

 

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ブルガリアのジャーナリスト デイリアナ・ガイタンジー

デイリアナ・ガイタンジーバ略歴:ブルガリアの調査ジャーナリストであり、中東特派員であり、『ArmsWatch』の創設者である。 過去数年にわたって、シリア、イラク、イエメンのテロリストへの武器供給に関する一連の暴露報告書を発表している。 近年は、戦争犯罪や世界中の戦争地帯への不法な武器輸出を記録することにフォーカスしている。

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米軍は、死に至らせるウイルスやバクテリア、毒素を定期的に生産しており、これは生物兵器の禁止に関する国連条約に直接的に違反しています。これにより、何十万人もの人々が、知らない間に危険な病原体や不治の病に体系的にさらされているのです。世界25か国に広がる米国防総省管轄の生物研究所において、生物兵器科学者たちは、外交特権待遇を隠れ蓑に使って人工ウイルスをテストしているのです。これらの米国生物研究所は、軍事プログラムCBEP(協力的な生物学的関与プログラム)の下、DTRA(国防脅威削減局)から21億ドルにも及ぶ資金提供を受けており、ジョージアウクライナなどの旧ソビエト連邦諸国、そして中東、南東アジアやアフリカ諸国に広がっています。DTRA(国防脅威削減局)は通常、軍事プログラムに基づくプロジェクトの多くを、議会に対する説明責任から逃れられるよう、より活動が自由で法的支配を回避することのできる民間企業に委託しているのです。

 

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世界25カ所に広がる米国防総省管轄の生物研究所 
フィリピン ベトナム ラオス カンボジア マレーシア タイ パキスタン カザフスタン ウズベキスタン アフガニスタン ウクライナ ジョージア アゼルバイジャン イラク ヨルダン ケニア ウガンダ タンザ二ア 南アフリカ カメルーン コートジボワール リベリア セネガル シオラレオネ ギニアの計25か国 
       

1997年と2000年に実施された『プロジェクト・クリアビジョン』は、CIAと『バテル記念研究所』によって行われた共同調査でしたが、その調査では、CIAとの契約に基づいて、旧ソビエト時代の炭疽菌爆弾を再構築しその普及特性をテストしました。このプロジェクトの目標は、爆弾の生物剤拡散特性を評価することでした。 この極秘の『CIA-バテル作戦』は、国連に提出された米国生物兵器禁止条約の宣言から省かれています。

『バテル記念研究所』は、過去10年間、DHS(米国国土安全保障省)との契約に基づき、メリーランド州フォートデトリックにおいて極秘バイオ研究所(NBACC国立生物防御分析および対策センター)を運営してきたのですが、同社は、DHSから3億4,440万ドルの連邦契約(2006年から2016年)そして1730万ドルの契約(2015年から2026年)を受けていました。

また、米国企業の『メタ・バイオタ』社は、ジョージアウクライナにおける国防総省のDTRAプログラムに基づき、科学技術コンサルティング事業として、1840万ドルの連邦契約を獲得していました。『 メタ・バイオタ』事業には、世界的なフィールドベースの生物学的脅威の研究、病原体の発見、発生への対応、および臨床試験が含まれています。 『メタ・バイオタ』社は、西アフリカにおいて発生したエボラ出血熱危機の直前とその最中に米国防総省からDTRAの作業を行うよう契約を受けており、エボラ出血熱震源地の1つであるシエラレオネでの作業に対して310万ドル(2012〜2015年)に及ぶ資金を与えられていました。 2014年7月17日のレポートによれば、『メタ・バイオタ』社がテスト結果の報告方法に関する既存の合意に従わず、そこで働いていたシエラレオネの科学者たちを完全に無視していたと非難されています。 報告書はまた、『メタ・バイオタ』社が研究室において血球を培養している可能性についても提起しています。『メタ・バイオタ』は、これらすべての主張を否認しています。