マルキシズム、サタニズム、そしてイルミナテイ、ニュー・ワールド・オーダー ④ エッジ・オブ・ワンダーより

         『十分に語られた嘘は、やがて真実となる』

                      ウラジーミル・レーニン(1870-1924)

-------------1917 年、レーニンロシア革命を主導してロシアを支配し、共産主義の旗の下、ソビエト連邦を形成した。 その後まもなくスターリンが権力を握り、国民に対する『赤い革命』を開始。それは飢饉や殺害、そして強制収容所の設置を通じ、史上最も冷酷な政権の 1 つとして歴史に刻まれることとなった-------------------------------

 

レーニンスターリン

レーニン、現る

まだ20代前半の若かりしウラジーミル・レーニンに決定的な思想の影響を与えたのは、カール・マルクスの著書『共産党宣言』であった。1892年、彼は自身を『マルクス主義者』と宣言し、マルクス主義グループ『社会民主党』のメンバーに加わった。1895年には、革命を起こす目的でサンクト・ペテルブルクへ移った。しかしレーニンはまもなく扇動罪で逮捕され、3年間シベリアへ流刑となる。1914年、第一次世界大戦が勃発すると彼は再度逮捕され流刑の身となったのだが、その前にすでに※1『ボリシェヴキ』をスタートさせていた。レーニンスターリンを指揮官の一人に据え、大掛かりな革命を起こす準備に入っていたのだ。

ヨーロッパに広がった労働者運動

この頃、ヨーロッパの労働者運動は、『人類の解放』や『階級の廃止』などのスローガンを取り入れ、共産主義イデオロギーを掲げて確立され広まっていった。ヨーロッパの労働者運動は、レーニンイデオロギーによって急激に進展していったのだ。レーニンマルクス主義者であり、革命を中心に展開していく戦略を取っていた。レーニンの役割は、彼の概念を固め、嘘と欺瞞を通じてそれらを押し進めることにあった。つまりそれは、『強いられた扇動』と呼ぶべきものだった。彼はまた、子供たちを教育し管理することの重要性をよくよく理解していた。『たった一世代の若者たちを与えてくれれば、全世界を変えることが出来る。』というレーニンの言葉が、それを如実に物語っている。

レーニンのカムバック

1914年、第一次世界大戦が勃発すると彼は再度逮捕され流刑の身となったのだが、彼は一体どうやってその後ロシア国内に無事に戻ってくることができたのか。2007年、ドイツ雑誌 『Spiegel』 は、 90 年以上もの間隠蔽されてきたこのレーニン・カムバック劇の秘密について次のように明らかにした。それによれば、当時のロシアを大きな脅威と見なしたドイツ皇帝ヴィルヘルム 2 世は、レーニンがドイツに災いをもたらす可能性があるとみなし、彼がドイツ経由でスウェーデンからフィンランドへの行程を経てロシアへ無事帰れるように便宜を図り資金をも調達した、というのだ。レーニンは、ドイツマルクス260万を受け取り、密かに移動し、サンクト・ペテルブルク(都市名改めペトログラード)へ戻ったのだった。ウィンストン・チャーチルはこれについて、『 彼らは、ある種の伝染病ウイルスをロシアに輸送するかのように、レーニンを密閉されたトラックで送り返したのだ。』と語っている。

 

ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世

 

ボリシェヴィキ革命(10月革命)起こる

1917年、ロシアに戻ったレーニンはクーデターを指揮し、『赤衛隊』が街を襲撃し次々と建物を占領していった。そしてレーニンは、制憲議会を宣言しスターリン等と共に最初のソビエト政府を樹立した。翌年1918年、名前を『ボリシェヴィキ党』から『ロシア共産党』と改め、ここにロシアは正式に共産主義国となり、その後数十年に渡って国を悩ませることとなった『赤色テロ』が続くことになる。『ボリシェヴィキ革命』は、20 世紀において最も暴力的な共産主義運動と見なされており、共産主義の国際的な台頭とそれに続く数え切れないほどの大惨事の先駆けとなった。レーニンは、自身に反対する抗議者たちを容赦せず、赤衛隊を使って昼夜を問わず虐殺していった。

強制収容所グラーグ

レーニンは、最初の強制収容所『グラーグ』の設置を命じた。ソビエト連邦の、この新しい『党』に対し、誰もが恐れを抱くようになるためである。文字通り、それはこの世の地獄を呈していた。そしてそれは、ヒトラーの『ゲシュタポ』収容所や中国共産党の※2『610オフィス』に多大な影響を与えたのだった。強制収容所に収容された人数は膨大な数にのぼり、スターリン死亡時、ロシア全土の収容所の数は30,000ヶ所 を超えていた。レーニンの目標は、『共産主義ユートピア』を建設することだったのだが、ディープ・ステートと同じように、レーニンにとって他の人間は役立たずの馬鹿者だったのである。ヒトラーは、この『役立たずの馬鹿者』という言葉を『役立たずの穀潰し』と変化させ使用した。カール・マルクスはイルミナテイ内部から生まれ、レーニンは、その計画に賛同しない人口を排除することを目標にして計画を実行に移していったのだ。『グラーグ』では1,500万人が収容されそのうち150万人が死亡した、という報告書があるのだが、実際どれだけの人々が死亡したのか、その正確な数字は調べようもないのである。最初の設置から42年経った1960年、グラーグはようやく閉鎖されたのだった。

計画されたウクライナの大飢饉『ホロドモール』

共産主義政権が大量の市民を虐殺する最も簡単な方法の 1 つは、『飢饉』によってである。1930年代、ウクライナは『ホロドモール』として知られる大飢餓に苦しんだ。この大飢饉は、ソ連の新体制が直接の原因となって起こったものである。ソ連政府は、ウクライナへの食糧供給を遮断し、人々が食糧を求めて出国できないように国境の周りに壁を築いた。ウクライナでは、食べ物を求め長距離を歩いて移動するものが後を絶たなかった。100万人以上の子供たちが孤児となり、彼等は大都市に行って物乞いをするようになる。スターリンは、これを厄介なことと見なし、食べ物を乞う子供を見つけたらすぐに殺すよう軍隊に命じたのだった。ウクライナの都市では、通りのいたるところで死体が見受けられた。それでウクライナの人々は、共産主義を嫌うあまり、共産主義よりもナチスを好んだほどだったのである。1日に25,000人もの人々が死んでいったため、『飢饉』の噂が世界中に広まり始めた。そこでスターリンは、世界中のメディアや役人たちを招待し、それが事実ではないことを確認させたのだった。つまりソビエトは、彼らが訪れる予定になっていた地域を完全にきれいに片付け、表面上はすべてが正常に見えるように整えておいたのだった。ニューヨーク・タイムズまでもが、『飢饉の噂は、実に馬鹿げている。』という内容の記事を掲載した。ロシア国内では、『飢饉』や『飢餓』という言葉を口にしただけで、反ソビエトプロパガンダを広めたとして殺害または逮捕された。つまり今でいう、『フェイク・ニュース』が広められた、ということである。『The History Place』によれば、『ホロドモール』だけで700 万人近くの死者を数え、これは実にウクライナの人口の 25% を超えた数字であった。

レーニンスターリン下の宗教

宗教は、レーニンスターリンにとって大きな障壁であった。人々の宗教心を破壊することができれば、彼らをコントロールするのは容易になるからだ。シリーズ第1回で述べたように、マルクスは実際には『無神論者』ではなかった。彼は、誇り高き『悪魔崇拝者』だったのだ。最も恐ろしいことに、彼は『実は共産主義悪魔主義から生まれた』という事実を隠したのだ。マルクスは、大衆が『悪魔主義』を決して受け入れないであろうことを知っていた。だから、 『無神論』を装ってもっと多くのことを成し遂げようとしたのである。レーニンは、これを自身の哲学に組み入れた。そして、暴力を他の邪悪な戦術と組み合わせて使用し、宗教信者に信仰を放棄させ神から遠ざけるように強制していったのだ。それにより、42,000人以上の司祭が拷問を受け殺されていった。共産主義者らによって、 ロシア国内の90% 以上の教会が閉鎖または焼き払われたのだった。

レーニンスターリンとイルミナテイ

では一体、レーニンスターリンの背後にいた者たちは一体誰なのか、考えたことがあるだろうか。フリッツ・スプリングマイヤーの著書『Bloodlines of Illuminati』によれば、ロシア革命の最中、ロスチャイルド家レーニントロツキーに、イギリスの秘密情報部『MI6』の 工作員らを重要なポストに配置するよう命じた、というのだ。そしてこれらの工作員らは、ロンドンの悪魔主義エリートたちによってコントロールされていた、というのである。そしてレーニンはロシアに中央銀行を設立し、これにより、ロスチャイルドは国際銀行システムの足がかりを得ることができた、というわけなのである。

※1 ボリシェヴィキとは ロシア社会民主労働党から分裂して形成された、ウラジーミル・レーニンが率いた左派の一派のこと。

※2『610オフィス』とは、中国共産党内部の秘密機関。拷問、奴隷労働、さらには生きている囚人たちの臓器摘出で知られている。

 

引用文献:  None Dare Call It Conspiracy by Gary Allen

      The communist manifesto by Karl Marx

      The  Dark Origins of Communism By THE EPOCH TIMES

         Bloodlines of the Illuminati by Fritz Springmeier

         World Revolution-The plot against civilization by Nesta Helen Webster

      Marxists.org

       DEATH OF A NATION by Dinesh D‘Souza

(5へ続く)

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