人身売買 エプスタイン/マックスウェル、最新情報       ジョーダン・セイザー

 

ジェフリー・エプスタインとギレイン・マックスウェル


ジェフリー・エプスタインは、約4年前に拘置所で『自殺』した、ということになっているのだが、今もって彼に関連した話は非常に多く、エプスタインやギレイン・マクスウェル、そして他の仲間たちが関与した正確な情報について、まだまだ我々が知らなければならないことがたくさんある。 新しい情報は一時停滞していたが、ここにきてエプスタインに関する新しい情報の水門が開かれたようである。

先週4月30日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、2013年から2017 年までのエプスタインの会合スケジュールについて、詳細にわたる新情報を公開した。 現在のジョー・バイデン政権のCIA長官ウィリアム・バーンズや、ロスチャイルドノーム・チョムスキーなど、新しい名前が公開されたのだ。

まずは、現CIA長官ウィリアム・バーンズの件について掘り下げてみることにしよう。エプスタインは、元イスラエル首相エフード・バラクと現在の CIA 長官であるバーンズと何度も会っており、これは、『エプスタインとマクスウェルの性的人身売買の目的は、諜報機関 (CIA もしくはモサド)に代わって恐喝作戦を実行することであった』、という考えに信憑性を与えるものだ。バーンズは、エプスタインの『自殺』後に CIA 長官に任命されたのだが、エプスタインと生前何度も会合をもっており、その頃から諜報機関との繋がりを持っていた可能性が高いのだ。

さらに5月3日、ウォール・ストリート・ジャーナルは、エプスタインの会合スケジュールに関する新しい情報を追加で公開した。その記事に関して、米TVフォックス・ニュースは次のように伝えている。

5月3日に発表されたウォール・ストリート・ジャーナル記事によれば、現在、ドナルド・トランプ前大統領に対するレイプ訴訟に関して資金を提供している億万長者の民主党の高額寄付者は、性犯罪者ジェフリー・エプスタインの悪名高きプライベートアイランドを訪れており、2014年にはマンハッタンのタウンハウスにも滞在する予定でした。この億万長者とは、Linkedin 創設者で元会長のリード・ホフマンのことで、カリブ海にあるエプスタイン島 ー『小児性愛者たちの島』としても知られるー、リトル・セント・ジェームス に旅行したことを示す文書をウォール・ストリート・ジャーナルは入手したとのことです。

つまり、Linkedin 創設者で億万長者であるホフマンは、エプスタインのプライベイトアイランドへ行っていた、と報じたのだ。 そしてホフマンは、たまたまドナルド・トランプ氏に対するレイプ疑惑の訴訟関連に資金を提供している人物でもある、というわけだ。なるほど、である。

この記事の他にも、現在、米領バージン諸島とJPモルガン・チェースとの間で訴訟が進行中であり、その内容は新たな衝撃をもたらすものだ。

JPモルガン・チェースCEOであるジェイミー・ダイモンは、2008年、エプスタインが性的人身売買業者であることを知っていた、とバージン諸島の弁護士が3月の法廷審問で述べたのだ。

今後のジェイミー・ダイモンの証言録取は、大変興味深いものとなるだろう。 この訴訟に関して、司法書類からも新しい情報を知ることができる。 JPモルガン・チェースは、エプスタインが性犯罪者であることが公に知られた後も、数百万ドルをエプスタインに預金させていたのだ。つまり、ジェイミー・ダイモンは、エプスタインの金融取引を支援していた可能性が非常に高いのだ。しかも、当時JPモルガン・チェースの幹部であったジェス・ステイリーは、ジェフリー・エプスタインから1人の若い女性の『性的なものを示唆する』写真を受け取っていたことが判決で指摘されていたのだ。

エプスタインは生前、元JPモルガン・チェースの幹部と深い関係を持っていたのであり、彼等と共に犯罪行為を犯していた可能性が高いのである。

それだけではない。他にも二つ、最近進展した情報がある。米大手ランジェリーブランド、『ビクトリア・シークレット』の億万長者、レス・ウェクスナーが米領バージン諸島からの召喚状をかわしている、という件である。そしてもう1つは、エプスタインのプライベートアイランドが『ある投資家』によって購入された、という情報についてである。

ウェッブ情報サイトの『レイダー・オンライン』によれば、

ランジェリー界の大物、レス・ウェクスナーは、JPモルガン銀行がジェフリー・エプスタインの子供の性的人身売買活動を支援したとするスキャンダラスな訴訟の件で召喚されているのだが、ボディーガードを使って召喚状をかわしている、と伝えられた。

米領バージン諸島は、ビクトリア・シークレットの創業者で元 CEO を尋問したいと考えている。同氏は、1980年代半ばにエプスタイン氏を個人資産管理者として雇い、数百万ドルを蓄えるのに貢献したことで広く知られている。

しかし、この狡猾な85歳の大物は令状送達者からすらりと逃げたとされ、米領バージン諸島は、この事件を監督するマンハッタン連邦裁判所の裁判官に召喚状を配達証明郵便で発行するよう求める動議を提出した。

つまり、ウェクスナーは只今逃走中!ということなのだ。

プライベートアイランドについては、プライベート・エクイティ会社『 Black Diamond Capital Management 』の創設者のステファン・デッコフが、ジェフリー・エプスタインのグレート・セント・ジェームス島とリトル・セント・ジェームス島を購入する計画を発表した。

彼は、それらを約半額の6,000万ドルで購入し、島を5つ星リゾート保護区に変える計画を立てているのだ。

 

エプスタイン/マックスウェルを取り巻く最新情報としては、以上である。今後新たなる逮捕者が出るのか、興味深いところである。

 

現CIA長官 ウィリアム・バーンズ

 

Linkedin創設者 リード・ホフマン

 

JPモルガン・チェースCEO ジェイミー・ダイモン

 

ビクトリア・シークレット創業者 レス・ウェクスナー

 

 Black Diamond Capital Management 創設者 ステファン・デッコフ

関連記事

divinelight.hatenablog.com

divinelight.hatenablog.com

divinelight.hatenablog.com