元祖デイープステート告発者、ウィリアム・クーパー氏 2-4

 

ウィリアム・クーパー氏 著 Behold a pale horse 1991年出版

シークレット・ソサエティ

現代のシークレット・ソサエティの殆どが、特にイニシエーションの階級を実践するソサエティが、実際には1つの目的を持つ1つのソサエティである、という事実を示してみたいと思う。『オーダー オブ ザ クエスト』『ジェイソン・ソサエティ』『ロシャニヤ』『カバラ』『テンプル騎士団』『マルタ騎士団』『コロンブス騎士会』『イエズス会』『メイソンズ』『古代神秘バラ十字会』『イルミナティ』『ナチス党』『共産党』『 CFR(外交問題評議会)の幹部』『ザ グループ』『オーダー』『ブラザーフッド オブ ドラゴン』『バラ十字会員』『三極委員会』『ビルダーバーグ・グループ』『オープン・フレンドリー・シークレット・ソサエティバチカン)』『ラッセル・トラスト』『スカル&ボーン』『スクロール&キー』『オーダー』などと呼ばれるグループたちである。彼らはすべて同じであり、すべて同じ究極の目標、ニューワールドオーダー(新世界秩序)に向けて取り組んでいるのだ。

しかし、彼らの多くは、誰が実際にこのニューワールドオーダー(新世界秩序)を支配するかについて意見が分かれており、同じ目標に向かって進んでいるにもかかわらず、それが時には反対方向に引っ張りあう原因となっている。

1952年、歴史上初めてそれらすべてが結集し、同盟が結成された。ブラックファミリー、イルミナテイ(オーダー)、バチカン、そしてフリーメイソンらが、ニューワールドオーダー(新世界秩序)をもたらすことを協力しあうためにである。すべての者たちが自分たちの潔白を訴え、他の方法を提案する人々をどんな手を使ってでも撲滅するつもりなのだ。

リストに挙げたもののいくつかは、表向きはイニシエーションの階級を実践していないように見えるかもしれない。 CFR(外交問題評議会)を見ればわかる。 実際多くのメンバーは、執行委員会に参加することはない。彼らは、いかなる種類のいかなるイニシエーションも決して経験しない。彼等は、勢力基盤なのであり、意見のコンセンサスを得るために利用されているのだ。大多数は、実際にはメンバーではないのだがメンバーであるかのように思わされている。実際には、彼等は利用されているだけで、ソサエティの意味を理解することを望んでいないし理解することができないでいる。執行委員会は、親密な仲間の内核であり、彼等は『ジェイソン・ソサエティ』としても知られる『オーダー オブ ザ クエスト』と呼ばれるシークレット・ソサエティのメンバーたちで、共通の目的に専念しているのだ。外側のサークルの者たちは、内核による個人的な説得、後援、社会的圧力によって影響を受ける。それこそが、彼らがヘンリー・キッシンジャーを買収した方法である。 ロックフェラーは、50年代初頭、$50,000の助成金キッシンジャーに与えCFRのメンバーにしたのだ。規則に従わない外側のサークルのメンバーは即座に追放され、絶えずサークルに残っている者たちへの見せしめとなる。選ばれた者たちになりたい、という人間の願望を覚えているだろうか? それがこの仕事の原則なのだ。

CFR(外交問題評議会

本当の権力を握っているのは、例外なく常に、『スカル&ボーンズ』や『スクロール&キー』として知られているハーバードやイエールのシークレット・ソサエティの中からリクルートされる男たちである。どちらも、歴史的にイルミナティとして知られているシークレット・ソサエティの秘密の支部ブラザーフッド オブ デスとも呼ばれる)にあたる。これらの支部は、イギリス(オックスフォード大学のグループ、特にオール ソウルズ カレッジ)やドイツ(トゥーレ協会、ブラザーフッド オブ デスとも呼ばれる)の親組織とつながっている。私は、このことについて海軍諜報機関に在籍していた時に知った。『オーダー』のメンバーたちだけが、『オーダー オブ ザ クエスト』、『ジェイソン・ソサエティ』への入会が許され、彼等が、CFR(外交問題評議会)、三極委員会の幹部メンバーを構成するのである。CFR(外交問題評議会)の幹部メンバーたちが、この国アメリカにおける真のエリートたちである。ジョージ・ブッシュは、『オーダー』のメンバーである。ジョージ・ブッシュの父親プレスコット・ブッシュは、ヒトラーの資金調達を助けたメンバーでもあった。『オーダー』のメンバーは、国、国王、政府、憲法への忠誠から放免される誓いを立てている、ということを知っておくことが重要である。これには、その後に立てられた忠誠の誓いを否定することも含まれている。彼らは、『オーダー』とニューワールドオーダー(新世界秩序)の目標に対してのみ忠誠を誓うのである。ジョージ・ブッシュは、米国の忠実な市民などではなく、米国の破壊とニューワールドオーダー(新世界秩序)の形成にのみ忠実なのである。ブッシュが『スカル&ボーンズ』に入会したときの誓いに準ずれば、アメリカ合衆国大統領就任の誓いは何の意味も持たないのだ。

三極委員会(トライラテラル・コミッション)

三極委員会は、約300人ほどの、西ヨーロッパ、北米、および日本からの非常に著名なビジネス、政治、および知的政策決定者のエリートグループである。このエンタープライズは、3つの地域間の政治的および経済的協力を構築するために活動する民間機関である。その壮大な計画は、ニューワールドオーダー(新世界秩序)である。三極委員会は、その創設者であるアメリカの銀行家、デイヴィッド・ロックフェラーの着想によるものである。その結成の本当の理由は、ベトナム戦争に対する国民の不満の結果、CFR(外交問題評議会)の権力が衰退したことにある。三極委員会への移行の背後にある理由は、言ってみれば1つのレースに2頭の競走馬を入れて走らせることと同じである。勝つチャンスが2倍になる、というわけなのだ。しかし真の権力は、常にCFR(外交問題評議会)の手にしっかりと握られている。ロックフェラー一族は、これまでも、そして今後も、両方の組織の恩恵を受け続けるのだ。ロックフェラーの権力は強大だが、だからといってアメリカや他国に対する支配権を彼等がもっている、というわけではない。本当の権力がどこにあるかということについては、1972年の『ビルダーバーグ・グループ』の会議でロックフェラーが『三極委員会』というプライベートグループを結成するにあたり彼等にお伺いを立てなければならなかった、という事実がカギを握っている。『ビルダーバーグ・グループ』が許可を与えた後、ロックフェラーの代理を務めるズビグニエフ・ブレジンスキーが会員を集め『三極委員会』を組織したのである。((組織は公式発表の1973年の前年にすでに組織されていた。)

『三極委員会』の危険性については、70年代半ばにハーバード教授サミュエル・P・ハンティントンが彼らのために書いた『精力的な平和』がカギを握っている。その論文の中で、ハンティントン教授は、民主主義や経済発展について、それらを時代遅れの考えとして捨てさるよう勧めているのだ。彼はまた、『民主主義の危機』という本の共著者なのだが、その本の中で、『経済成長には潜在的に望ましい限界があることを認識するようになった。また、政治的民主主義の無期限の拡大にも潜在的に望ましい限界がある。権限を欠く政府は、国民に犠牲を課す必要が生じるかもしれない大変動の危機に対してほとんど能力を持たないであろう。』と述べているのだ。

ジョージ・ブッシュは『三極委員会』のメンバーであり、大統領に選出されるため便宜上のためだけにメンバーを辞任した、という事実を忘れてはいけない。彼は、委員会とその理念と理想を心から信じているのだ。つまり私たちは、民主主義や経済発展を捨てなければならないと信じている大統領を選出した、というわけだ。言っておくが、彼はその目的に向かって取り組んでいるのだ。ブッシュは、未だに『オーダー』とCFR(外交問題評議会)のメンバーなのである。

(2-5へ続く)

divinelight.hatenablog.com