70年代から本格化していった人口削減計画

1980年、ジョージア州エルバート群に建立された『ジョージア・ガイドストーン』。石碑に刻まれた10項目からなるガイドラインの最初のメッセージ、『自然との永続的なバランスをとるために人口を5億人未満に維持せよ』はあまりにも有名である。人工的に繰り返し引き起こされるパンデミック。人工的に繰り返し引き起こされる災害。一体本格的な人口削減計画は、いつ頃誰によって始まったのか。今回も、1991年に出版されたウィリアム・クーパー氏の『Behold a pale horse』よりお伝えしたいと思う。

ウィリアム・クーパー氏 著 Behold a pale horse 1991年出版

ヘイグーキッシンジャー人口削減政策

※ローマ・クラブのオーレリオ・ペッセイ博士によって、いくつかの最高機密の推奨事項が作成された。彼は、歴史的に有名な黒死病(ペスト)と同じ効果を持つ疫病の導入を提唱したのだ。主な推奨事項は、自己免疫システムを攻撃しワクチン開発を不可能にする微生物を開発することであった。微生物の開発と同時に予防と治療法も開発するよう指令が出された。微生物は、一般の人々に対して使用され、それはワクチンによって導入されることになる、ということ。そして予防薬は支配階級のエリートのために使用されることになる、ということ。十分な人口が死亡したと判断された場合、生存者にも治療が施されることになる、ということ。この治療法は、実際には最初から存在していたにもかかわらず新たに開発されたものとして発表される、ということ。これが、『グローバル2000』計画の一部である。

資金は下院法案15090(1969年)の下、米国議会から獲得され、米国防総省の1970年度予算に1,000万ドルが与えられた。上院委員会での証言により、以下のようなものが生産されることが意図されていたことが明らかになっている。『自然の免疫を獲得することができない、合成生物学的薬剤、自然界には存在しない薬剤。今後5年から10年以内に、この新しい感染性微生物を作ることがおそらく可能になるであろう。 それは、ある重要な側面において、今まで知られていた病気の原因となる生物とは異なる可能性がある。最も重要なのは、免疫および治療上、難治性があるということである。』

ジュリアン・ハクスリー卿は、『人口過剰問題は、我々人類の種の将来全体に対する最も深刻な脅威だ、と私は考えている。』と述べた。そして『MK NAOMI』と呼ばれるプロジェクトがメリーランド州フォートデトリックで実行されることとなった。

これは大規模な人口を減少させる計画だったので、支配層エリートは、社会にとって望ましくない集団を標的にすることに決めた。特に対象となったのは、黒人、ヒスパニック系、そしてホモセクシュアルグループであった。気の毒なホモセクシュアルたちは、一方では促進され、またその一方では絶滅の危機に瀕していた、というわけである。

1977年、アフリカ大陸では、天然痘ワクチンによって天然痘の感染が広まっていった。ワクチンはWHO(世界保健機関)によって指揮された。ロバート・ストレッカー博士は、『治療法がなければ、アフリカの全人口が15年以内に死滅してしまうであろう。 一部の国では、流行などと言える事態をはるかに超えている。』と発言している。

1978年、米国では、B型肝炎ワクチンによってAIDS感染が広まっていった。ウルフ・シュムネス博士は、1978年11月から1979年10月、および1980年3月から1981年10月にかけて、ニューヨーク、サンフランシスコ、他4つのアメリカの都市においてCDC(疾病管理センター)によって実施された実験的B型肝炎ワクチン試験の背後にいた首謀者であった。シュムネスは、こうしてアメリカ人にAIDSの疫病を解き放ったのだ。まずゲイ・コミュニテイーに感染が広まっていった。実験に参加する人たちを募るため、不特定多数と性的関係を持つホモセクシュアルの男性ボランティアを対象に広告が打たれたのだ。AIDSを引き起こすものが何であったにせよ、それはワクチンの中に入っていたのだ。ワクチンは、アリゾナ州フェニックスで製造された。

この指令は、スイスに本部を置く『ビルダーバーグ・グループ』の政策委員会によって出されたものである。その他にも彼等によって指令が出された。

最も簡単に確認できるものに、国務省によって管理されている※『ヘイグーキッシンジャー人口削減政策』がある。この政策は、第三世界の国々が人口を減らし抑制させるために積極的かつ効果的な措置を講じるよう定めたもので、さもなければ彼らは米国からの援助を受けられない、ということだった。そして第三世界の国々がこれを拒否した場合、そこでは通例市民戦争が勃発し、そして通例そこにはCIAによって訓練・武装・資金提供された反乱軍が見受けられた。それが、エルサルバドルニカラグアなどで起こったことなのだ。兵士よりも多くの市民(特に子供を産むことのできる若い女性)が殺されたのはそれが理由である。これらの戦争は、カトリック諸国においてイエズス会によって引き起こされたのだ。『ヘイグ―キッシンジャー人口削減政策』は、さまざまなレベルの政府を乗っ取り、実際に米国の外交政策を決定している。計画組織はホワイトハウス外で運営されており、戦争、飢饉、病気、およびその他の必要な手段を通じて世界の人口を20億人削減させるための全取り組みを指示しているのだ。このグループは、NSC国家安全保障会議)の人口政策に関する特別グループである。政策立案スタッフは、1975年にヘンリー・キッシンジャーによって設立された国務省内の人口課に配置されている。この同じグループによって『グローバル2000』が作成され、そのレポートはカーター大統領に渡されたのだった。

※ローマクラブとはスイスヴィンタートゥールに本部を置く民間のシンクタンク

※ヘイグとはアレクサンダー・ヘイグのこと。アメリカの政治家。

(以上、1991年ウィリアム・クーパー氏 著 Behold a pale horse より)

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