AIDSの常識が根本から覆される、『ドクターファウチとAIDSの物語』(後編)

 

アンソニー・ファウチ

HIV陰性のための有毒な薬

その後も、この狂乱的なHIVの研究は続きます。ファウチは、化学療法が『陽性』になるのを『保護』するという理論に基づき、HIV『陰性』のための毒性薬物の臨床試験に資金を提供し始めたのです。2015年12月、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メデイシンは、ファウチの記事『HIV-AIDSパンデミックを終わらせる:科学に従え』を公開しましたが、その記事で、彼は『世界中のHIVテストと治療を劇的にスケールアップさせる』ことを主張しています。これには、PrEP(曝露全予防)つまりHIV陰性の人のHIV予防にART抗レトロウイルス療法を使用することが含まれていました。 つまり、健康な人にツルバダのような毒性の高い薬を服用する必要があると言うわけです。 

結果を伴わない、『テストと治療』そしてPrEP(曝露全予防)を研究するための国立アレルギー感染病研究所(NIAID)からの数億ドルの連邦支出に加え、米国疾病予防管理センター(CDC)や米国国際開発局(USAID)などの機関、およびゲイツ財団などの非営利団体により、ファウチによって計画・指示された助成金が割り当てられていきます。ところでファウチはゲイツ財団の一部であり、2012年にはゲイツ財団が作成した『グローバルワクチンアクションプラン』の5人のリーダーシップ評議会の1人に選ばれています。

ツルバダの製造社ギレアドは、ツルバダやその他のHIV製品によって莫大な金額を稼ぎ始めます。 これらの薬による収益は、会社全体の収益の76%を占め、 2018年同社のHIV薬による2018年の収益は146億ドル、これは、2017年に得た額より16億ドル多い金額でした。ドナルド・ラムズフェルドが、ブッシュ政権下、米国防長官に就任するまでの1997年から2001年1月までの間、このギレアドの運営委員会の議長を務めていたことは注目に値します。ちなみにギレアド社のベストセラータミフル』は、今では多くの専門家からほぼもしくは全く価値のないインフルエンザ緩和剤と見なされています

ファウチのモルモットとなった子供たち

1992年、国立アレルギー感染病研究所(NIAID)は、インカーネーション・チルドレンズセンター(ICC)を『HIV陽性の子供のための外来診療所』として再導入するため資金提供を開始します。これによってこの診療所は、コロンビア大学の小児AIDS臨床試験ユニットの一部となったのです。 そして『HIV/AIDSと共に生きる子供と青年に専門的なケアを提供するニューヨーク市で唯一の熟練した看護施設』として売り出されたこのICCは、人類に対する犯罪の現場となっていったのです。

さらにニューヨークの児童福祉部門である子供サービス局(ACS)には、AZT、ネビラピン、プロテアーゼ阻害剤などのさまざまな有毒なAIDS薬に加え、実験的なAIDSワクチンを20年間にわたってテストするための実験材料として、脆弱で恵まれない子供たちを提供する権限が与えられたのです。ほとんどの子供たちは、黒人やヒスパニック系で、貧しい家庭の出身で、しばしば麻薬中毒の母親から生まれた子供たちでした。国立アレルギー感染症研究所( NIAID)は、これらの子供たちに行われた非倫理的な実験を、一般に広まったAIDS通説を利用しながら、『これは彼らが生き残るために必要な唯一のチャンスだ』といって正当化したのです。

インカーネーション・チルドレンズセンター(ICC)では、 マイナスの影響が出る出ないにかかわらず子供たちにこれらの薬を服用することが義務付けられたのです。そして国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が、HIV感染が確認されていない子供たちに対してまでも実験も許可していた事実が、後に判明しています。

一部の親がこの実験への同意を拒否した場合、子供サービス担当者は直ちに子供たちを移動させ、彼等のいいなりになるフォスターファミリー(里親家庭)に配置させたのです。子供たちが薬に抵抗したり拒否したりすると、コロンビア長老派病院に運ばれ、そこで薬物投与用のプラスチックチューブが外科的に胃に挿入されたのです。

これらの子供たちが投げ込まれた墓地は、ニューヨーク州ウェストチェスター群にあるホーソーンにあり『天国の門共同墓地』と名付けられています。 囲いの中は何百もの複数の子供たちが詰め込まれた棺で満たされ、人工芝のカバーの下に埋められています。

アンソニー・ファウチが裁判にかけられる時

AIDSは、今や世界中で数1,000億円規模の巨大産業であり、これによってあまりにも多くの人々があまりにも多くのお金を稼いでいます。そのため、治療法を見つけること自体に意味がなくなってしまったのです。治療法が見つかってしまえば、あまりにも多くの企業が倒産の憂き目にあうからです。

数人の上院議員がようやく質問をし始め、いくつかの懸念を提起し始めましたが、十分に働きかけたり、決定的な証拠に基づいて行動したりした人はまだ誰もいないのです。

5つの政権にまたがって生き延びてきたアンソニー・ファウチが、デイープ・ステートのアセットであることは間違いありません。しかし問題は、このファウチを裁判にかけることは不可能なことなのだろうか?ということなのです。 

2021年5月25日 『Carter Heavy Industries』より

 

AIDS新薬実験に使われた子供たち

 

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