米大統領選挙前夜    マイケル・フリン氏最新インタヴュー

 

 

アメリカ元陸軍中将、第24代アメリカ国家安全保障問題担当大統領補佐官 マイケル・フリン氏

今現在(10月)世論調査でも明らかなように、2024年大統領選はトランプ氏が圧倒的に優勢です。私自身、この4年間、トランプ氏をホワイトハウスに戻すために懸命に働いてきました。ロシア疑惑や弾劾等、狂気の取り巻く中、それでもトランプ氏は大統領在任中素晴らしい仕事をしたと思います。今もなお、彼らはトランプ氏に対し、あらゆる法的措置を講じたり、2度までも暗殺をしかけてきました。はたして彼以外の人間が、これ以上の困難に耐えうることができるでしょうか?

トランプ氏が勝利した場合、その政権は、米国初の”ポッドキャスト”大統領府として知られることになると思います。彼は今回の選挙戦で、ポッドキャスト配信をフルに活用しています。国民の多くが、大手メディアのことをもはや信用していないことをよく理解しているからです。トランプ氏が勝利した暁には、ホワイトハウスの記者室から、これまで最前列の席を独占してきた主要ニュースネットワークが全て追い払われ、代わりにジョー・ローガン氏のようなポッドキャスターのリーダーたちが配置されることを願っています。これこそがこれからの新しいメディアの形だからです。

私はトランプ氏が勝つと確信していますが、11月5日に選挙結果がすんなり出る、とは予想していません。あまり知られていないことですが、選挙日後の集計に追加の時間を取ることを認める、という州法が存在するからです。今回は、2020年の大統領選挙で実行されたようないかさまによる急激な投票数の割り増しが実行される、とは考えにくいと思います。もしそのようなことが今回も実行されようものなら、1部の地域ではもうアメリカ国民は大人しく黙ってはいないでしょう。そうような事態にならないことを願っています。現在各州に投票用紙の早期集計結果が届いてきていますが、すでにペンシルバニア州など多くの主要な州で共和党投票率が非常に高いことが明らかになりつつあります。

では、トランプが勝利すると仮定しましょう。勝利したとして、来年1月の大統領就任式までいくつかのサプライズ事件が起こる可能性が非常に高くなると考えられます。まず引き続きトランプ氏の命の危険性があります。これまでに既に2回未遂事件があったのですから、まずそのことを1番に心配しています。現在会議中のBRISKによる世界経済編成も差し迫っています。再度、伝染病による医療不安が煽られることも充分に予測できます。

大統領は、就任後最初の100日間で多くの事をこなす、と言われていますが、今回の場合、トランプ氏に100日間の猶予はありません。注意深く良い人材を選ばなければなりませんが、100日も待つことはできません。我が国は今まさに崖っぷちに立っているのです。奈落の底にいるのです。大統領任期は4年ですが、実質4年ではなく3年です。最後の1年は次の選挙に向けてキャンペーンを始めなければならないわけですから。トランプ大統領は、イーロン・マスク氏を使って政府の効率化を計る作戦部隊を作ろうとしています。そしてロバート・ケネディ・ジュニアも、医療の1つの部門ではなく制度全体を改革するための責任者として起用されるであろう、と私は考えています。政府全体の、効率性、非効率性の見直しのようなものが必要で、ヴィヴェック・ラナスワミ氏のような大きな組織を運営してきたビジネスマンたちが、今政府がどのように機能しているのか、そして何が必要で何が必要でないかを見直す必要があるのです。もはや政府全体が役立たずです。第1に教育省の扉を閉めるべきだ、と私はこれまでに何度も公言してきました。

トランプ氏は、連邦税を廃止し、基本的に関税によって政府の資金を調達する案について話していますが、私はこれを全面的に支持しています。そして、海外外交、海外大使館に資金を投入する必要があります。軍事費にも資金を投入する必要があります。そもそもIRS(米国税庁)の役割は何でしょうか?IRSは法執行機関として大きな存在であり続けていますが果たしてそれが必要なことなのでしょうか?あまり知られていない事実ですが、IRSは87,000もの法執行機関を所有しているのです。一体これは何のためなのでしょうか?司法省も改革を必要としています。FBIも厳しい改革を必要としています。CIAに至っては、我々の分析機関であるべきで、決して影の政府によって運営されてはならないのです。

今回トランプ氏は、国に深く忠誠を誓い米国大統領としての目的に深く忠誠を誓う人物を、注意深く選ぶ必要があります。前回、彼は任期中不当な扱いを受けました。悲しいことに、私はそれに巻き込まれてしまったのです。何故なら、私は今話している改革を7年前に始めようとしたからです。

 

ヴィヴェック・ラナスワミ氏

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