マルキシズム、サタニズム、そしてイルミナテイ、ニュー・ワールド・オーダー ③ エッジ・オブ・ワンダーより

---------------多くの人々が『社会主義』という言葉を口にするが、その意味や由来について、本当に理解している人はどれだけいるだろうか?ソウル・アリンスキーという1人の無名の人物が、どのようにして社会主義運動のゴッドファーザーとなりえたのか?彼を取り巻いていた人たちは一体何者なのか?そして数十年後に彼の影響を受けた人物たちとは?---------------------------

 

アメリ社会主義運動のゴッドファーザーの異名を持つソウル・アリンスキー

社会主義とは

社会主義とは一体何なのか。それは平等や自由を意味する、と考える人がいるかもしれないし、それは権力やお金を金持ちの手から奪い人々に返すことだ、と考える人がいるかもしれない。 (しかし、そんなことは未だかつて起こったためしがあっただろうか?)また、それは進歩的で前向きな変化を意味する、と考える人がいるかもしれないし、それは革命であり特に文明を破壊し全ての物・人を平等にすることだ、と考える人がいるかもしれない。いずれにせよ、社会主義について肯定的に考える人たちの言い分は『もっとチャンスを与える必要がある』というものだ。つまり共産主義社会主義が今までうまくいかなかったのは、未だそれらが正しく実行されなかったからだけなのだ、というのだ。しかし本当にそうなのだろうか?

社会主義への動き

社会主義という言葉が一般化する以前、その前段階とも言うべき『社会主義コミュ―ン』の試みが1,800年代盛んにおこなわれたが、それらは全て惨憺たる大失敗に終わった。後に社会主義となるこれらのムーブメントを最初に引き起こした人物として、イギリスのロバート・オウエンが知られている。歴史家たちはこぞって、オウエンの試みは成功した、などと評価するのだが、果たして本当にそうだったのだろうか。

『北欧諸国は、社会主義国ではありません。』

実際のところ、あまりにも多くの人々が、『社会主義はちゃんと機能しているではないか』、と間違った情報に基づいて議論をしているのだ。彼等は、こぞって『その証拠に、社会主義は北欧諸国ではちゃんと機能しているではないか。』、と論ずるのである。しかし、よくよく調べてみれば、北欧諸国が導入したものは、社会主義などではないのだ。それは、言ってみれば『思いやりのある資本主義』とでも呼ぶべきものなのである。これについて、FEE(Foundation for Economic Education)がウェッブ上に非常に端的に示した記事を掲載している。デンマークの首相が、米国人が自国のことを頻繁に『社会主義国』と呼んでいることに応え、ハーバード大学ケネディ行政大学院での講義で次のように述べたのだ。『米国の一部の人々の間で、北欧モデルをある種の社会主義と結び付けて考える風潮があるようなのですが、誤解のないようにここで1つ明確にしなければならないと思います。 デンマークの経済は、社会主義計画経済とはかけ離れたものです。デンマークは、市場経済の国なのです。』と。つまり北欧諸国の国々は、市場経済からの大きな経済的利益によって繁栄しているに他ならないのである。 『思いやりのある資本主義』と呼ばれたりするのは、これらの国々では、国民に高い税金が課せられており、その税金によって政府から国民に何らかの給付がもたらされるから、というのが理由なのだ。しかし、そもそも国民からより高い税金を徴収するためには、国民の賃金が非常に高くなければならないのだが。

社会主義のゴールとは

では、社会主義の目指すゴールとは何なのか。

マルクスは、1875年※『ゴータ綱領批判』の中で、共産主義には初期段階があり、その後に発展段階が続く、という考えを提唱した。

エンゲルスは、後年、票によって政治権力を獲得する『民主社会主義』を提唱した。『民主社会主義』は、社会民主主義党の指導者等によって徐々に採用され、今日では世界中の多くの資本主義国で左翼政党につながっているのである。

レーニンは、社会主義共産主義の初期段階であり、共産主義社会主義に基づいて発展するものである、と考えていた。彼の、『社会主義のゴールは、共産主義である。』という発言はあまりにも有名である。

つまり、マルクスエンゲルスレーニンの言葉をもってすれば、『社会主義は、常に共産主義の準備段階にある。』と考えられてきたのである。

社会主義アメリカにやってきた!

イタリア共産党創設者の一人として知られるアントニオ・グラムシは、労働者蜂起による革命を米国で起こすことは困難であると考え、知的で影響力のある人々が代表となり、それによって共産主義が必要とする革命をもたらすことができる、と考えたのだった。そして、この段階的な文化的変化には、これまでになかった破壊的な戦術、集団を組織化することが必要である、と論じたのである。このグラムシの思想は、ドイツのフランクフルト学派によって定着し、1935年にはニューヨークのコロンビア大学と提携するようになったのである。

グラムシ思想最大の継承者、ソウル・アリンスキー

この人物以上に、グラムシによって提唱された戦略を引き継いだ人物はいないであろう。その人物とは、ソウル・アリンスキーのことである。1972年に出版されたアリンスキーの著書『Rules for Radicals 過激論者たちの法則』は、後の『アンテイファ』や、『ブラック・ライヴズ・マター』、『ウィメンズマーチ』など、数多くの運動に大きな影響を与えたのだった。アリンスキーは、シカゴを牛耳るギャング、アル・カポネや彼の後継者のフランク・ニッテイ等と深い交流を持ち、彼等との親密な関係について隠そうともしていなかった。アリンスキーが創った『コミュニティの組織化』という用語ですら、『組織犯罪』という用語に由来しているのである。つまり、アリンスキーは、犯罪から学んだことをベースにしてライフワークをパターン化していったのだ。マフィアがアリンスキーに教え、アリンスキーは学校を設立し、彼の手法が多くの生徒に引き継がれていったのだ。アレンスキーの影響を受けた人たちの中には、現代アメリカの政治史上最重要人物たちが含まれていた。その人物たちとは、バラク・オバマ、そしてヒラリー・クリントンのことである。

--------民主主義国家における社会主義は、全体主義体制とは異なり、喩えていうなら『茹でガエル』のように、法律を通じて人々の自由をゆっくりと侵食していくのである。社会主義システムを確立するプロセスには数十年または数世代を要し、人々は次第に無感覚になり、社会主義に慣れっこになり、策略をますます助長させるのだ。実質、社会主義は、その本質と目的において、暴力的形態と何ら変わりないのである。--------

 

ゴータ綱領批判とは、1875年5月にカール・マルクス書き記した文書のこと。

(4へ続く)

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