『ピザゲート事件』をもう一度振り返る    ①     リズ・クローキン

 

米ジャーナリスト、リズ・クローキン

ここでもう一度、 ビル/ヒラリー・クリントンらの、小児性愛者グループとの繋がりについて振り返ってみたいと思う。 つまり2016年の『ピザゲート事件』について、である。

ジェームズ・アレファンティスは、ワシントンDCにあるピザレストラン『コメット・ピンポン』のオーナーであった。長年アレファンティスやメディアは、『コメット・ピンポン』は単なる‘家族向けのピザ屋さん‘である、と主張してきた。 彼は、ヒラリー・クリントンのための募金活動やジョン・ポデスタの誕生日パーティーを主催し、バラク・オバマ大統領時代にはホワイトハウスを定期的に訪れていた。 アレファンティスは、当時のバラク・オバマ大統領が子供たちと卓球をしている写真を投稿し、キャプションに『ホワイトハウスにおけるクリスマスパーティー』というハッシュタグを付けていた。

その後2016年、ジョン・ ポデスタのメールが世間に流出すると、アレファンティスは、『コメット・ピンポン』には地下室は存在しないという主張を行った。 ちょうどその1年前、彼が雑誌『メトロ・ウィークリー』のインタビューで、レストランの地下室にトマトを保管している、つまり地下室がある、と言及していたのにも関わらず、どのメディアも一つとしてその彼の発言の矛盾点を問うことはなかった。

アレファンティスは、テーブルの上にテープで張り付けられた子供の写真や、乳児の写真を投稿し、彼女を『ホットタード』と呼んでいた。 別の赤ちゃんの写真には、『なぜダデイはお尻が好きなの?』というキャプションを書いていた。 ある写真には、首にセックスビーズやアナルビーズと思われるものを付けた赤ちゃんを抱く男性が写っており、キャプションには『チキン愛好家』と書かれていた。 『チキン愛好家』とは、幼い子供に性的魅力を感じる成人男性を意味する小児性愛者らの隠語である。 別の画像には、不気味なマスクをかぶった3人の男たちが写っており、その中には未成年と思われる人物も含まれている。 これは、映画『アイズ ワイド シャット』のワンシーンにも描かれた、ある種の悪魔儀式の描写であると考えられる。

 アレファンティスはまた、子供に見える小さな身体に男が挿入しているように見える著名なアーテイスト、ジェフ・クーンズの写真も投稿した。 また、『コメット・ピンポン』の常連客の1人が血まみれの下着姿で床に横たわる男性の写真を投稿し、その場所としてピザ屋をタグ付けしたところ、 アレファンティスはこの写真の下に『セックス』とコメントしていた。 さらに気になる点は、背景に檻が写り込んでいた事である。 その檻は、一体何のためのものなのか?

 

コメット・ピンポンのオーナー、ジェームズ・アレファンティス

 

子供とピンポンしているオバマ大統領

(②へ続く)

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