フランク・シナトラ、そしてエルヴィス・プレスリー    ブライス・テイラーさんによる告発 2-3

 

ブライス・テイラー著『Thanks for Memories』


マフィアたちは、エルヴィス・プレスリーを所有していた。フランクおじさんは、私をエルヴィスのところへ差し向けた。私は、エルヴィスに売春行為を行い、彼等がエルヴィスに伝えたい事や、ショーや歌の中で彼に言ってほしいこと、やってほしいことを伝えるように指示されていた。エルヴィスが言われた通りにしなかった場合、彼らは脅迫したり拷問したりした。彼らはエルヴィスを支配しており、ショーの前に私をエルヴィスのところへ差し向け、次のコンサートで何を言って何をするか、指示を伝えた。彼はいつも、薬漬け状態だった。私は彼に、聴衆へ届けるメッセージについて言われた通りに伝えた。その後、エルヴィスは汗を流しながらベッドの上で気を失った。そのような状態でも、彼の容姿は衰えていなかった。しかし、体重が増え始めると哀れな様相となっていった。

私は、エルヴィスが死ぬ直前まで彼のところへ差し向けられた。私が最期にエルヴィスの元へ送られた時、彼はほとんど意識が無い状態だった。彼らがエルヴィスに何をしたのかはわからないが、彼らはエルヴィスをとことん使い果たしていた。そして、エルヴィスが知っていることを何かの拍子にしゃべってしまうのではないかと恐れていた。 それで彼らはエルビスに薬を飲ませ続け、結果彼は死んでしまった、ということだった。

エルヴィスは、これらの男たちの標的にされていた。エルヴィスや他の人たちに届けるメッセージを与えられるとき、事前にプログラムされている時は別として、彼らは私の腕に薬物を注入し、私のマインドのファイルにメッセージを素早く耳打ちし、そのメッセージを届けるために私をエルビスの元へ差し向けるのだった。その後で、エルヴィスが言われたフレーズを、歌を紹介する時に使うのだった。初期の頃は、それらが新しい歌の歌詞の一部になっていた時もある。エルヴィスは、多くの点において、後に彼の地位に取って代わったマイケル・ジャクソンと何ら変わりはなかった。私は、彼等は両者ともコントロールされていた、と考えている。

私のコントローラーたちは、しばしば夜遅く、売春の後にメッセージを届けるため、私にホテルの鍵を渡しエルビスの元へ送り込んだ。エルヴィスへのメッセージは、彼自身の歌の中からの言葉の形であることもあったが、すべての言葉がそこにあるわけではなく、それは異なる意味合いを帯びていた。例えば、『賢者は言う、愚か者だけが無意味なことをする、と。』という言葉の後、私も理解できない言葉や数字、またはコードを届けるのだった。彼は、特定の曲の間に特定のセリフを言うように指示されていた。彼は、これらのフレーズを使って多くの女性たちをプログラムしていたのではないか、と私は考えている。事前の指示通り、彼が曲の合間にメッセージを入れると、そのメッセージは聴衆の潜在意識に深く入り込むのだ。高レベルにプログラムされた個人の潜在意識の中には猶更深く入り込む。これらは単純な言葉なのだが、特定の順序にすると、事前にプログラミングで調整された人々に大きな影響を与えるのである。

エルヴィスの晩年、つまり私が20代前半の頃、彼の部屋に差し向けられると、彼はますます体調が悪化していた。私が行くと、驚くことに彼はいつも一人だった。彼はいつもベッドに横になっていて、私が部屋に入って行っても、私がそこにいることに驚いたり、起きたりすることさえしなかった。麻薬やアルコールへの依存のため、完全にぼうっとした状態だった。ナイトテーブルにはたくさんの薬の瓶が置いてあった。

エルヴィスは、操り人形であり、駒であり、挙句の果てに完全にコントロールされ、最終的には彼をコントロールする男たちによって使い果たされたのだ。

彼がステージで描いていた自身のイメージは、彼の素顔とは全く違っていた。それを示すために、私が覚えていることをここで共有したいと思う。これらの記憶を取り戻すことは、嗅覚部分を伴ったため感覚的に非常に不快であったことを前もって断っておきたいと思う。

それは、夜遅くのことだった。私はエルビスの部屋へ差し向けられた。彼は、コンサートで身につけていたゴールドの宝石や白いスーツを身に着けたまま、ベッドに横になっていた。彼は、ルームサービスのディナーを終えるとバスルームで嘔吐した。彼は太っていることについて、自分自身に非常に怒っていた。そしてコンサートのために体重を減らさなければならないと話すのだった。多分意図的に嘔吐をしていたのだと思う。私は、彼がバスルームで嘔吐しているのを耳にしただけだったが、彼がベッドに戻ってくると嘔吐の臭いがした。すると彼は再び起き上がり、浴室へ戻っていった。彼は、泣きながら鏡の前に立ち、両手でカウンターを叩きながら叫んだ。『こんな人生はまっぴらだ。すべてはコントロール不能だ。俺の人生は台無しになってしまった! 俺は落第だ!』

私は、自分の手で彼の背中を支え、次に彼の首の後ろに手を置いた。私の手の感触を感じると彼はさらに頭を流しの上にぶら下げるようにして泣いた。『俺はめちゃくちゃだ。一体何が起こったんだ。突然、俺は破壊されてしまった。』そして今度は叫びながら『何が間違っているのか? 俺の一体何が間違っているのか?』そして彼は髪を引っ張り始めた。私が彼を引き上げると、彼は振り返り私に腕を回し、崩れ落ちそうなくらいにただただ泣き続けた。私は彼をベッドに誘導し、横になるよう手伝った。口は開いたままで、呼吸はしていたが意識は飛んでいるようだった。私は彼をベッドカバーで覆い、部屋からひっそり出て行った。

私の父は、廊下のすぐ下の外に立って私を待っていた。彼はベージュのスーツを着ていた。そして、ダイアモンドのピンキーリングを着けた方の手の指をパチンと鳴らすと、私は彼が命じたすべての指示に無心に耳を傾けた。そして彼は私についてくるようにと言った。父は私を階下のクレイグと私の部屋に案内し、ロックを解除しドアを開け、私が中に入るのを待ってから私の背中をスタンガンで打った。私が床に倒れると、彼はドアを閉めて出て行った。私はしばらくそこに横になり、それから正気に戻っていった。私は浴室に這っていき、なんとか浴槽に浸かった。水は効果があったが、非常に気持ちが悪く、薬の影響でぼうっとしていた。目を開けているのもやっとの中、なんとか浴槽から出て、着替えをし、就寝した。ゆっくりとぐらぐらと、ぼんやりとベッドに向かい、クレイグの隣に横になった。次の2日間はとても気分が悪く、食事をするのに苦労した。疲れ果てていて吐き気を催した。が、その理由を知るために自分の脳にアクセスする方法を私は持ち合わせていなかった。

やがてエルヴィスは、全く機能しなくなっていった。ヘンリー(ヘンリー・キッシンジャー)と彼の仲間たちは笑いながら、『エルヴィスはブリキ男のようなものだ。すべて錆びてしまった後は、放置する廃品置き場の準備ができている。』と話していた。彼らは、医者によって処方される薬物の量を増加させエルヴィスが深刻な機能不全に陥るのを待っていた。そうしておいて彼らは、彼のティッカー(心臓)を止めたのだ。私は、最期はフランクと彼の仲間たちが始末した、と考えている。

 

フランク・シナトラエルヴィス・プレスリー

(2-4へ続く)

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