地球、水資源枯渇説は本当なのか  クリス・ベスカー

 

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スタヴァッティ・エアロスペース CEO クリス・ベスカー氏

今回、我々人類の生命線である『水』、について話してみたいと思います。まず忘れてならない事実は、地球そのものが7割水で成り立っている、ということです。地球は、そもそも水の惑星なのです。そしてその水の量は決して減ることは無いのです。何故なら、水は重いので、例えば宇宙ステーションで使用され大気に放出された水分でさえ、結果的に重力によってやがては地球に戻ってくるのです。宇宙ステーションは、それほど高いところに打ち上げられているわけではありませんし。せいぜい地球から300キロ強ほどしか離れていません。ですから、宇宙飛行士の排泄物でさえ、結局は時間の経過と共に地球へと戻ってくるのです。ロケット等を使って、木星かどこかへ水をタンクごと送り込むというのであれば話しは別ですが。(笑) ですから、何万年も昔の恐竜の排泄物の水分でさえ、現在も消えることなくそのまま地球に残っているわけです。例えばサウジ・アラビアでは、すでに海水を脱塩させるテクノロジーが導入されています。海水の脱塩テクノロジーは機密条項でも何でもありません。このテクノロジーは、もっともっと地球上で広く使われるべきです。水浄化テクノロジーとしては、テスラ・タービンも応用することが可能です。非常に残念なことですが、地球の水資源枯渇説もある一部の権力を握った人たちによって一方的な論が展開されている傾向があり、それを真に受ける人々が多く存在する、という事実です。まるで、水は非常に稀少価値のある商品なのだから高値で取引されることは当たり前だと言わんばかりなのです。この商業戦略は、コカ・コーラビジネスを単純化させたモデルに酷似しているのです。カリフォルニア州の沖合で、実際に脱塩した水を販売しようとした会社があったのですが、肝心の政府がそれを許可しないわけです。詰まるところ、カリフォルニア州で何年も続いた干ばつの問題もこれを解決させるテクノロジーはすでに存在していたということです。問題はテクノロジーではなく、それを阻む権力の問題だということです。一体1950年代に、ペットボトルの水がお店で売られていたら人々はどんな反応を示したことでしょう。

 

 

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水資源枯渇?

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テスラ・タービン