『コスミック・デイスクロージャ』その後のフォローアップ   コーリー・グッドによるレポート第7回②

 

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GGLNの科学技術グループは、ICC通信ネットワークを介し、彼等の母国であるそれぞれの国にこの躍進劇について報告しました。するとある時、ICCリーダーの1人が、地球外生命体(ET)の新しいグループを紹介してきました。この新しいETグループは、GGLNのこのわくわくするような新しいテクノロジーの最終段階の開発を支援するはずでした。銀河・フェデレーションのメンバーであるこの新しいETグループは、ICCと銀河間貿易に関わっており、技術開発に関してICCに助言していました。彼らはまた、外交面で最初の引き合わせを設定する連絡役を務めており、何百もの文明がICCと貿易協定を結ぶのを容易にしたのです。アーニャは、この銀河・フェデレーションの、28人のメンバーからなる最初の代表団がアーニャの遠隔コロニーに到着したとき、住民たちは興奮に沸き立ち、お祭りを催して彼らを歓迎した、と話しました。その団体は、年齢が35歳から40歳未満くらいの、女性18人男性10人からなるグループでした。コロニーのリーダーたちは、彼らのために住宅と作業スペースのための複合ビルを提供します。そしてGGLNは、この銀河・フェデレーションのメンバーらと協力し、高度なテクノロジーを開発していきました。しかし間もなくこのフェデレーション・グループは、彼らの文明においてすでに開発されていたテクノロジーを提供することによって、GGLNがさらなるテクノロジーを開発することに水を差した、と言います。このフェデレーションの科学者たちは、人工知能、サブ・スペース通信システム、および病気や老化を克服するための体内へのテクノロジーインプラントの使用に関する知識を共有し始めたのです。人々は、これらのテクノロジーを使用することによって、常に繋がり、マインドが一緒に動くバーチャル・リアリティで働くことができました。そうすることによって、信じられないほどの速度でテクノロジーを開発し、何千年に匹敵するほどテクノロジーを飛躍させ、短期間で文明を急速に進歩させていくことができるというわけです。GGLNは、このフェデレーションのテクノロジーの開発、実験、および実施を開始していきます。この間、フェデレーションのメンバーたちは、GGLNコロニーの男女と肉体関係をもち始めました。アーニャの場合は、フェデレーション司令官に誘惑され、この二人の関係が発展するにつれ彼女の意思決定プロセスにますますこの司令官の影響が加わっていった、と彼女は説明しました。彼女は、自分が全く自分らしくない決定をしていることに気づきながらも、それに抵抗することができなくなっていたのです。そして、このフェデレーションの支援により、GGLNは1年でナノマシンと脳インプラントを完全に開発実験してしまいます。その後すぐにGGLNコロニーは、一旦埋め込まれると取り除くことのできないインプラントを受け入れるよう要求されます。GGLNは、オリオン・グループの『AI神』の脅威について認識はしていましたが、フェデレーションはこのテクノロジーは安全で、AI神がアクセスすることはできない、などと彼らに信じ込ませたのです。同じ頃、アーニャは、このフェデレーション司令官が、GGLNコロニー敷地内の他の女性たちと密かに関係を持っていることを知ります。何度か失敗した後、彼女は銀河・フェデレーションがGGLNに提供したプロトタイプ・チップの1つを利用し、フェデレーションの高度なセキュリティ・システムに侵入することに成功しました。セキュリティの責任者として、彼女はフェデレーション司令官と彼らのコミュニケーションを注意深く監視し始めます。それによってアーニャが掴んだ情報は、背筋に悪寒が走る内容でした。彼女は、フェデレーション司令官とトール・グレイが共同任務の進行状況について話し合っている会議を目撃してしまったのです。トール・グレイは、人類のテクノロジーが進化し続けており、オリオン・グループとAI神の計画に悪影響を与えかねない危険性があるので、人類の帝国への同化を早く片付けてしまうよう司令官を促していたのです。アーニャは、フェデレーションの隠されていた課題と、GGLNセキュリティ・スタッフの殆ど全員にインプラントを受け入れるよう命じていた自身の役割に気づき、ぞっとしました。彼女は、90日間かけてニューロンに結合し思考パターンに統合するというインプラントを受け入れてしまっていました。アーニャは、まさにこのプロセスの真っ最中だったのです。アーニャは、パニックに陥ったといいます。彼女は、目撃した通信内容を保存し、このフェデレーション・メンバーらの到着以降収集されたすべてのGGLNシステム・データをバックアップしていきました。アーニャは、警備員たちや他のリーダーたちに話しを打ち明け、証拠を示そうとしました。が、すでに手遅れでした。彼らは動揺してしまい、証拠を見ることを拒否したのです。(7-3へ続く)

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