ロボット人間、トランス・ヒューマニズムへの明確な動き 次なるレッドピル、あなたは一体何を選択するのか

日本国内でも、内閣府が掲げる『ムーンショット・プログラム』。言わずもがな、この計画の大元は、『トランス・ヒューマニズム』をゴールに据えたテクノクラシーである。(テクノクラシーとは科学的知識を有する専門家たちが政策決定において事実上権力を行使しているシステムのこと)現在猛スピードで進んでいる『トランス・ヒューマニズム』への動き。ドキュメンタリーフィルム『スライヴ』製作者のキンバリー・ギャンブル氏が、この一見素人にはわかりにくい『トランス・ヒューマニズム』について実に解りやすく端的に説明してくれている。我々がのんびりと遠くから傍観している時はとっくに過ぎているほどに状況は切迫しているのだ。このまま人類はDark Ageへと突き進むのか、それともGolden Age へと軌道を大きく変換させるのか、私たちはまさに今、その岐路に立たされているのだ。Divine Light

スライヴ共同製作者 キンバリー・カーター・ギャンブル


以下、スライヴ・ムーヴメントより

テクノクラシー』の究極のゴールは、一体どこにあるのでしょうか。私はこれについて書かれた書籍を多数読み、お金の流れを徹底的にリサーチしたのですが、その結果、その殆どの目標が紛れもなく『トランス・ヒューマニズム』にある、という結論に達せざるを得ませんでした。まず『トランス・ヒューマニズム』の定義づけですが、それは簡潔に言えばこういうことです。『AIと人間の融合した形を作り、ロボットで増強されたポスト・ヒューマンを生み出す運動』。つまりこれは、ロボットと炭素系のハイブリッド人間を作り出す、という取り組みなのです。グーグルの工学部門を率いるカーツワイル氏は、その他の多くの億万長者や大学、テクノロジー・コーポレーション同様、この『トランス・ヒューマニスト』運動の中心的役割を担っている人物です。『トランス・ヒューマニズム』関連の多くの本を読んで気づいたことなのですが、著者の多くが父親の死を悲劇的に捉えており、彼等の目標はその損失(それがどんなに些細な損失であっても)を回避することにある、ということなのです。死体となった肉体からはすでに魂(スピリット)は抜けているので、その肉体自体にはあまり意味は無くなっているはずなのに、例えばカーツワイル氏は、父親を生き返らせるという誓いをたてており、実際彼は父親の死後その死体を極低温貯蔵させています。そして目標を達成する日はそう遠くないと信じている、というのです。彼らは、人間の身体において『脳』が最も重要な器官だと信じており、宇宙は閉鎖的で人類の進化の過程などは非常にずさんで非効率的だ、と考えているのです。そして人間の遺伝子を操作することで進化に磨きをかける方法を獲得できる、と考えているのです。カーツワイル曰く、『自然(ネイチャー)は不道徳かつ不公平だ』と言うのです。従って、例えばインフルエンザに取り組むのとほぼ同じやり方で、自然(ネイチャー)と『戦う』べきだ、と主張しています。更に、彼等は人類の遺伝子コードの97%は役に立たない代物だ、と信じています。そして、スピリチュアリティには神経的基盤があり、それをコンピューター情報のようにアップロードすることができるはずだ、と言うのです。地球の自然はすでに大きく破壊されているので構う必要もない、ということなのです。彼らは、『トランス・ヒューマン』は耐久性と寿命に大きな利点があると主張しています。その点については、私もそうだと思います。ロボットと人の組み合わせなら、非常に長い期間生きることが可能となるはずですから。これは重要なポイントなのですが、彼等はこれらについて、『良い行いをしている』と信じて疑っていないというところなのです。危機的に問題な点は、彼らがスピリチュアリティや自然、生物学との関係を大切にする人たちのことを全く考慮に入れていない、というところなのです。こんな利点ばかりのことを望まない人などいない、というわけです。歯科のインプラントなどは人間が持つ認識および肉体能力の限界を超えようとする試みですが、それをさらに脳の組織と繋ぐのかどうするのか、その選択は誰がするのか、またその生物学的情報によって能力がどのように開発されたか等のデータや所有権を一体誰がどのように所有・管理していくのか、 これ等の舞台裏の目論見について我々がはっきりと危機感を抱き気づかなければならないときに来ているのです。

 

トランス・ヒューマニズム扇動者の一人、レイ・カーツワイル

 

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